警察署は本当に車庫証明の調査を行っているのか?

今でもインターネットやSNSで時おり見かけますが、「警察署は車庫証明のチェックをすべて行っているわけではない」といった噂話は、一種の【都市伝説】です。

 

昔のことはわかりませんが、少なくとも現在は、警察署はすべて調査しています。しかも担当官によっては、かなり厳しくチェックしています。

 

警察内部で使用されている調査結果報告の書式ももちろんあります。「自動車保管場所現地調査報告書」という書類です。警察署によっては、担当官が窓口で「報告書」に申請番号のスタンプを押しているのが見えます。A4横長の用紙です。

  

今度、車庫証明を申請する機会がありましたら、スタンプを押す音が何回聞こえるか数えてみて下さい。「ガシャン」という独特の金属音が6回聞こえるはずです。

4枚綴りの複写式申請書一枚ずつと申請に来た人に手渡す「受付票」、それに「報告書」に同じ番号を押すので、合計で金属製スタンプを6回押すのです。

 

車庫のシャッターの有無を聞かれる場合もあります。シャッターがある場合は、必ず開けておくようにと言われます。

シャッターが閉まっていれば、外から目視で車庫の状況を確認できないからです。つまり、必ず調査・確認するということです。

 

代替車両がある場合は、その特徴も重要視されています。警察署の担当官にもよりますが、申請書類に「代替車両あり」、そして、その車のナンバーなどが書いてあっても、さらに車種や色まで聞かれる場合があります。それは、調査官がひと目で判断できるようにするためです。

 

ごくまれに、いつ調査予定かを教えてくれる警察署もあります。例えば、神奈川県警の小田原警察署では「明日の午前に調査予定です」と、聞かなくても教えてくれます。

 

ただし、ほとんどの場合は調査日は教えてもらえません。ご依頼者様にお願いされ、松田警察署の担当官に、「シャッターを開けておきますので、調査予定の日時を教えて頂けませんか?」とお願いしたことがありますが、「中2日のうちのどちらかの日に調査するとしか申し上げられません」とそっけなく言われました。(当然ですね)

 

実際には、中2営業日で交付予定の警察署では、1日目の午前から順に調査することが多いようです。

 

これは、あくまで、当事務所の経験に基づく推測です。

 

理由はございます。それは、調査の結果問題があった場合には、警察署から電話がくるのですが、当事務所の経験では、電話が来るのはいつも、申請日の1営業日後の午後だからです。

 

つまり、申請日の翌営業日午前に調査し、問題があれば同日午後に連絡するということです。

 

ただし、車庫証明に限らず、警察署の様々な業務は、都道府県により違い、同じ都道府県でも警察署により違い、さらには、同じ警察署でも担当官によって違う事が多いので、異なる場合もございます。繰り返しになりますが、上記内容は、当事務所の経験に基づく<憶測>にすぎないことをお断りさせて頂きます。

 

結論:少なくとも現在、少なくとも神奈川県では、車庫証明の申請はすべて調査を行っており、「自動車保管場所現地調査報告書」という所定の書式に記録している。しかも、担当官によっては厳しくチェックされる。

 調査は、申請日の1営業日後の午前から順次行い、問題があればその日の午後に電話が来る場合が多い。

 

この記事には続きがございます。

 

車庫証明の調査の結果、どのような問題で電話がかかってくるか。問題がある場合は、どのような解決方法があるかについて、近日中に当HPのブログで続編記事を公開予定です。

 

秦野、小田原、足柄上郡など、神奈川県の車庫証明、自動車登録、出張封印は、秦野市の行政書士西川和宏事務所をぜひご利用くださいませ。

 

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